こんにちは、24年入学のS.Tです。今年のMBA生は私費・社費半々かつ、多様なバックグラウンドの6名となっております。今後定期的にMBAでの生活情報を様々な角度からお届けできればと思います!
さて、授業にイベントと盛り沢山のMBA最初の2週間(induction week)が終わりました。期待や不安など色々な感情混じる中、初めて顔を合わせるクラスメイトたち…
今回はそんな怒涛の2週間をざっくばらんに話した様子をお伝えします。ぜひご覧ください!
<参加者>
K.Wさん:金融(銀行、損害保険)、コンサルなど多様な分野で10年以上勤務。日本の良さを広めたい情熱的なわれらのアニキ。寿司職人、けん玉2段。
M.Sさん:コンサルでのキャリアを積み、DEI、起業に関心をもちOxfordに進学。オックスフォード の美食コンサルタント。
H.Kさん:コンサルとテックで計7年勤務。米国で学士と修士の留学をし、海外経験は随一。柔らかいオーラが漂うクルマ好き。
T.Mさん:金融で5年勤務。経営戦略、リーダーシップを学びたくOxfordへ。浴衣がとっても似合う、われらのムードメーカー。
S.Tさん:政府機関で働きつつ留学。ステイクホルダーの行動原理を学びつつ、マクロ経済政策や広くビジネスの知識を得たい。司会進行。
Q: 最初の2週間が終わりましたが、印象に残ったセッションとイベントはありましたか?
K.W: UBSのCEOのトークですかね。彼が卒業生とは知らなかったのですが、そういったエグゼクティブがふらっと来てくれるのが驚きでした。
M.S: Squiggly Careersという題目で本の作者が授業してくれたことです。自分のキャリアに必要な人は4種類に分けられる(Mentor・peer・sponsor・coach)と聞いて、今後のMBAでのネットワーク作りの参考になりました。
H.K: なるほど、戦略的にいくということですね。確かに偏らないようにするのは大事ですよね。
T.M: 僕はガイアナの大統領のセッションです。SBS外のイベントですが、ざっくばらんに自分の国の問題や関心事に関する鋭い質問に対して、現職の大統領が率直に答えていて、ビジネススクールに限らずオックスフォードの学問ネットワークの凄さを感じました。
S.T: 朝のセッションで聞きつけて急いでサインアップしましたよね。そのスピード感もオックスフォードならではで新鮮でした。
H.K: 僕はOxford Unionのディベートです。自分の意見に関係なくスピーチの構成の仕方で勝敗が決まるんだってことが勉強になりました。それに自由発言タイムに、クラスメイトがその場で考えた理路整然としたスピーチを披露して、度肝を抜かれました。
S.T: 私はGlobal rules of the Gamesというロールプレイングゲームですかね。ワクチン治験で事故が起こった際の対応を、企業(幹部・現場対応)・政府・NGOなど様々なステイクホルダーになり切って対応していく授業で、まさに自分がMBAで学びたいと思っていたステイクホルダーの行動原理を直に体験できました。
T.M: 僕はその授業で政府役だったのですが、どのような立場であれ、自分たちの利益を守るために行動しがちだなあという気づきがありました。それにその後の関係構築も踏まえた発言をしないと、逆に足を引っ張られかねないこともあって…
S.T: それにしても、総じてビジネススクールでの授業の概観に加え、Oxford Unionや他のプログラムのイベントなど、取捨選択の難しいなかなか充実した2週間でしたね。
Q: 今年は349名と過去2番目に大きいクラスになりましたが、クラスメイトの印象は?
M.S: 既に起業をしている人が多いのが驚きでした。日本にいる時は周りに20代で起業している人は多くなかったので、自分のビジネスをしながらMBAに学びに来ている人と交流できるのはすごく貴重で、何より起業が身近に感じられるようになりました。また、目標が近くてもバックグラウンドが様々なので、刺激を受けています。
K.W: 入る前にもっていた印象と比べてどうですか?
H.K: 自分はアメリカで教育を受けたから、その比較でいうと、こっちは競争文化の要素が強くなく、情報が常にオープンで飛び交っている印象です。色々なコミュニティで情報が拡散されてて、皆んないい人たちですよね。
T.M: オーストラリアに留学してた時、結構ネイティブとの会話に入っていくのが難しかったけど、ここでは皆話を積極的に聞いてくれて、自分も聞きたいなと思う人がたくさんいます。皆向いているベクトルやもっているパッションは違うけど、それがむしろ魅力的な環境ですね。
S.T: うん、色んなことに好奇心をもっているオープンな人が多い印象です。全然違う職種だったとしても皆んなたくさん話をしますよね。
T.M: 何なら既に講演できるような経歴の持ち主もいるくらいだし、刺激的ですね。
K.W: 加えて、日本に興味をもっている人がめちゃくちゃ多いです。嬉しい反面、日本の魅力をもっと広めたいし期待に応えたいなという使命感があります。アニメのような文化や観光だけでなく、ビジネススクールにいるからこそ、日系企業や広く日本のビジネス文化といった所の見られ方を知ることで、自分が今後力を入れたいことが見えてくるかなと思っています。
Q: では我々、日本人同級生6名同士の印象はどうですか?
K.W: 僕にとっては外国人に見える(笑)言い方を変えると、皆んな海外慣れしているなって思います。留学していた人が多いですよね。
S.T: 自分は昨年ロンドンで別の修士課程に在籍していたのですが、ロンドンとオックスフォードの生活は全然違うように感じます。MBAは圧倒的に話す機会多い。それこそMBA初日にコーヒーブレイク(休憩)が確か4回、それにランチもディナーもあって、休みや食事中にたくさん話すのが「これがMBAか!」って実感した瞬間でした。
H.K: 休みの時こそ本番という感じですよね(笑)
Q: 友達づくりはどんな感じですか?仲良しのグループである程度固まってきているように思いますか?
T. M: どこかのグループにいないといけないっていう感じは全くしないですね。
M.S: 最初はどこかの輪に入ろうという意識が強くなりすぎてしまったんですけど、少しずつ知り合いが増えてくると、皆んな思ったよりウェルカムで気疲れしなくていいんだって思えました。
K.W: 日本での自分の交友関係は狭く深くだったから、MBAの環境が真逆ということに気づいてからは、あまり無理しなくていいかなって思っています。
M.T: 皆んなそれぞれコミュニケーションスタイルがあるから、自分なりのやり方でいくのが一番ですよね。
―後半へ続くー
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