この記事では、2022年度の日本人Oxford MBA生のバックグラウンドとスコア情報をまとめていきたいと思います。今後の受験生の出願タイミングなどの参考になればうれしいです。
基本情報
- 入学者は計11名、うち2名が昨年からのDefer
- 男性6名、女性5名
- 私費6名、社費5名
- 合格ラウンド:R1×1名、R2×4名、R3×4名、R4× 2名
- バックグランド:製造業3、商社2、金融1、公務員1、コンサル1、テック1、起業家1、医者1
入学者数は2021年の10名から1人増え、過去最大の日本人数となりました。
今年は学生全体が313人で、基本はこれを4クラスに分けて授業を行うため、1クラス約80人に対して日本人が2-3人いるという状況です。個人的には、日本人代表としての緊張感を保ちつつ、本当にわからないときは日本人同士でも助け合えているので良いバランスだと思っています。
女性比率はMBA全体でも48%で、日本人においてもそれを反映した数字になっています。
合格ラウンドは、R2~3でたくさん合格を出している印象ですが、R4でも十分にチャンスがあるといえます。
バックグラウンドは事前に聞いていた通り本当に幅広い人材が集まっていて、日々同級生から様々な業界の話を聞いて刺激を受けています。MBA生全体において、あえて傾向を挙げるとすればコンサル、金融出身者がやや多めな印象で、特徴的なのはNGO出身者も一定数を占めていることです。
スコア情報
GMAT/GREスコア
- GMAT
- GRE
GMATはMBA生の中央値が690なので、日本人は全員が平均以上となっています。
GREはV、QともにMBA生の中央値が160なのですが、日本人はVをQでカバーしているようにみえます。
TOEFL、IELTSスコア
- TOEFL
- IELTS
IELTSからの出願がマジョリティとなっています。
大学側が出している基準であるTOEFL 110、IELTS7.5は全員クリアしている一方で、IELTSの各セクション7.0の要件は4名が満たさないまま合格となっています。私自身7.0を切る科目がありましたが事前にAdmissionに確認したところ「そのGMATスコアなら問題ないので出願してほしい」と明確な回答をもらえました。スコア関連で不安な方はぜひAdmissionに直接問い合わせをすることをお勧めします。
GPA
GPAは3.1-4.0の間で分布しました。大学側はGPA3.5を目安の合格ラインと提示していますが、それ以外のPRポイントがしっかりあれば特に気にしすぎる必要はないという認識です。
(参考)
最後に一覧のデータを載せておきます。
受験のご参考になれば幸いです!
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